ふるさと納税という制度を知っていますか? この記事では、ふるさと納税という制度についてやり方からおすすめのサイトまでわかりやすく解説いたします。ふるさと納税の仕組みについてわからない方も、この記事を読めばふるさと納税について理解できます。
ふるさと納税とは
新型コロナウイルスの流行でも問題になりましたが、日本では東京などの都会への一極集中が顕著です。大学や就職を機会に地元を離れ、東京や大阪などの都会に移り住む人が増えています。
そこで提案されたのが、このふるさと納税という制度です。ふるさと納税では、都会に住みながらも地方に税金を納めることが出来ます。地方は減りつつある税収を確保することが可能です。
ふるさと納税の仕組み
ふるさと納税の仕組みについてまずは見ていきましょう。ふるさと納税では所得控除により、所得税や住民税を控除することが出来ます。
ふるさと納税では所得控除により節税が可能
ふるさと納税と言いますが、実態は地方自治体に対する寄付です。自治体に寄附をすると、確定申告を行うことで、その寄附金の一部を所得税と住民税の控除対象に出来ます。
ふるさと納税においては、原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となるので大変お得です。
ふるさと納税での控除には限度額が
ふるさと納税は大変お得な制度ですが、ふるさと納税で控除できる金額には限度があります。ふるさと納税で控除できる限度額は、以下で紹介するふるさと納税のサイトにシミュレーターがついておりますのでそれで計算できます。
ふるさと納税の返礼品
ふるさと納税で寄附をして所得控除出来ることはわかったけど、何がお得なのかわからない人もいるでしょう。ふるさと納税では、その納税額に応じて返礼品を受け取ることが出来ます。ふるさと納税の返礼品は多種多様です。
みかん・もも・さくらんぼなどの果物や無洗米・豚肉などの食材
ふるさと納税の返礼品で有名なのは、その地域での特産品です。さくらんぼやもも、みかんなどの果物をふるさと納税の返礼品で受け取ることが出来ます。
勿論、果物だけではなく、無洗米や豚肉などの食材もふるさと納税の返礼品にはございます。全国各地の名産品を取り寄せることが可能です。
ふるさと納税の返礼品には自転車やベビーカーなども
ふるさと納税の返礼品には食べ物だけではなく、自転車やベビーカーなどもあります。JTBのふるさと納税では、旅行クーポンや自転車を返礼品で選べます。
愛知県犬山市のふるさと納税では、ベビーカーなどの育児用品を返礼品として受け取ることが出来ます。このように、ふるさと納税の返礼品は多種多様なため、自分に合った商品を返礼品として受け取ることが可能です。
ふるさと納税に必要な手続き
ふるさと納税に必要な手続きについてご紹介いたします。ふるさと納税では、寄附して返礼品を受け取れば良いという訳でもありません。いくつか必要な手続きがあります。
確定申告が必要
ふるさと納税では、自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となりますが、それには確定申告が必要です。また、ワンストップ特例制度に申請することで代用することも可能です。
ふるさと納税での確定申告とワンストップ特例制度の比較
確定申告 | ワンストップ特例制度 | |
1年以内に寄附した自治体の数 | 無制限 | 5つの自治体まで |
控除される税金 | 所得税と住民税 | 住民税のみ |
手続きの回数 | 年1回の確定申告だけ | 申請ごとに書類を提出する必要がある |
給与所得者の所得による制限 | 無制限 | 年収2,000万円以下の人のみ |
ふるさと納税で控除を受けるにはワンストップ特例制度を利用することも出来ます。ワンストップ特例制度について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。
しかし、ワンストップ特例制度を利用することが出来ない人も存在するので気をつけて下さい。
- 給与所得者で年間の給与所得が2,000万円以上
- 1年以内に6個以上の自治体にふるさと納税した人
- フリーランスなど確定申告をする必要がある人
- 確定申告を行った人
これらの条件に当てはまる人は、ワンストップ特例制度を利用することが出来ません。確定申告でもワンストップ特例制度でも基本的には控除額は変わりません。
ふるさと納税のやり方
ここでは、ふるさと納税のやり方についてご紹介いたします。ふるさと納税がお得なことはわかったけど、ふるさと納税が初めてで、やり方がわからない人もいるでしょう。わかりやすい図を用いて、ふるさと納税のやり方について解説いたします。

ふるさと納税のやり方は至ってシンプルです。自治体の選択ですが、楽天などの通販サイトを通じてすることも出来ます。
申請は、確定申告またはワンストップ特例制度にて行います。返礼品を受け取って終わってしまうと控除がされないので、忘れずにふるさと納税の申請を行って下さい。
ふるさと納税におすすめのサイト
ここでは、ふるさと納税を行うのにおすすめのサイトについていくつかご紹介いたします。サイトによっても取り扱っている商品が異なります。
『さとふる』ふるさと納税におすすめのサイト
さとふるはふるさと納税を推進し、地域活性化を応援するための総合サイトです。応援したい自治体や特産品情報をすぐに探すことが出来ます。ふるさと納税の申込みを簡単な手続きで行えるので、初心者の方も安心してふるさと納税が出来ます。
- さとふるは返礼品の到着が早い(最短一週間)
- さとふるでは返礼品のレビューがチェック可能
- プレゼントキャンペーンが一杯!
さとふるでは、レビューが1,000件を超えている返礼品もあるので、ふるさと納税の自治体選びを失敗したくない人におすすめです。
ふるさと納税の控除額シミュレーターなどを使えるのも非常に嬉しいですね。納税額の計算を行うことが可能です。ふるさと納税初心者の人にも大変使いやすいサイトとなっております。
『ふるサポーターズ』自動的な定期寄附サービスが便利

- 業界唯一の自動寄附代行サービス
- 返礼品の品質を保証
- 返礼品の提携事業者を調査
ふるサポーターズでは、業界唯一の自動寄附代行サービスが大変便利です。定期的に寄附を行いたいと思っていても、1年に数回程度ではふるさと納税のやり方を忘れてしまうと思います。

寄附なんて1年に1度しかやらないからやり方を忘れた

1年に一度しか使わないのに、その度やり方を思い出すのが面倒くさい
こういったニーズにお応えするのがふるサポーターズです。ふるサポーターズでは、契約を解除するまで定期的に寄附を行ってくれるので安心です。

ふるさと納税では詐欺もあるって聞くし怖いなあ…
ふるさと納税で切っても切り離せないのが詐欺の問題です。ふるさと納税の業者になりすまし、詐欺を行うことが問題となっています。
しかし、ふるサポーターズでは、提携している事業者を調査しているので安心です。安心・安全にふるさと納税の返礼品を受け取ることが出来ます。

楽天でふるさと納税は出来る?
通販サイトで有名な楽天ですが、なんと楽天でふるさと納税をすることも可能です。楽天でのふるさと納税の特徴について解説いたします。
- 提携している自治体数は1,000以上
- ふるさと納税の返礼品のレビューをチェック可能
- ポイントでふるさと納税をよりお得に
提携している自治体数が多いため、その分色んな返礼品を選ぶことが出来ます。また、返礼品のレビューがチェック可能なので、ふるさと納税初心者の人にも安心です。返礼品の人気を確認できるので、おすすめのふるさと納税の返礼品を受け取ることが出来ます。
![]() | 【ふるさと納税】10-68 オホーツク産ホタテ玉冷大(1kg) 価格:10,000円 |

楽天ふるさと納税では、楽天ポイントを貯めたり使ったりすることも可能です。場合によってはポイントキャンペーンなどもやっているので、大変お得にふるさと納税を行うことが出来ます。
楽天でのふるさと納税はこちらから
ANAやJALなどの航空会社もふるさと納税の対象に!?
JALでは、JALふるさとへ帰ろうクーポンということで、ふるぽサイトを通じて航空券を返礼品として受け取ることが可能です。JALふるさとへ帰ろうクーポンはGo To トラベルと併用できないので注意して下さい。
ANAもマイルが貯まる『ANAのふるさと納税』を行っています。旅行が好きで、マイルをためたい人には見逃せないふるさと納税です。公式サイトにより詳細はご確認下さい。
auやドコモなどの携帯会社決済でふるさと納税をすることも
航空会社だけでなく、auやドコモといった携帯会社もふるさと納税のサービスをしています。例えば、auでは au PAY ふるさと納税 のサービスを実施しています。携帯回線がauの人は是非チェックしてみて下さい。同様に、ドコモでは ふるさとチョイス×d払い のサービスをしています。
ふるさと納税でAmazonギフトカードを受け取ることも
中には、Amazonギフトカードを還元しているふるさと納税サイトも存在します。こちらの『ふるなび』では、レビューや寄附をすることによって、その一部がAmazonギフトカードで還元されます。
このように、ふるさと納税をしているサイトは山のようにありますので、サービスや利便性から自分に合っていると思うものを選択することが大切です。
まとめ
- ふるさと納税では所得控除により節税が可能
- ふるさと納税をすると返礼品を受け取れる
- ふるさと納税におすすめのサイトは楽天市場・さとふる
ふるさと納税は寄附であり、寄附した金額から2,000円を除いた全部の金額が控除対象です。ふるさと納税を行うと返礼品を受け取れますが、返礼品はさくらんぼから自転車まで多種多様です。楽天市場やさとふるでふるさと納税を行うのが便利です。
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